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管理職の心得|部下のやる気スイッチの押し方


学習塾のテレビCMのフレーズ「やる気スイッチ君のはどこにあるんだろ~(省略)見つけてあげるよ君のやる気スイッチ♪」は当たらずとも遠からずです。

やる気スイッチは一人ひとり違いますし、自分が押さなくても他人が押せるスイッチもあれば、やる気には2種類あり、スイッチをオンにするのは意外に難しくはありませんので、効果的な部下のやる気スイッチの押し方をご紹介します。

目次

やる気には2種類あり

テンション

「今日はなんだかテンションが上がらないな~」という日があると思います。まさにそれです。そのときの気分や感情です。その日一日だったり、その場一瞬だけのこともあるし短期的なものです。

いくらやりがいのある仕事でも日によって気分は変わりますし、体調やちょっとした人間関係の影響も受け、やるべき仕事が目の前にあるにもかかわらずなかなか取り掛かれなかったり、取り掛かったとしても思うようにはかどりません。

だから、いつも高いレベルの仕事を要求される経営者や一流のアスリートなどは毎日自分が決めたルーティン(習慣)でテンションに左右されることなく自動的に動けるようにし、一定のパフォーマンスを発揮できるように努めています。

モチベーション

モチベーションはある事を行う動機づけ、意味づけ、目的、目標です。テンションと違うのは「モチベーションを保つのは難しい」と口にすることがあるように持続性がありどちらかというと長期的なものです。

そもそも何のためにこの仕事をしないといけないのかが腑に落ちていない状態でやる気を上げるのはムリがあります。部下に「やらなきゃいけないんだからつべこべ言わずやれ!」ではいい仕事も部下を成長させることもできません。

誰かのやる気スイッチは誰もが押せる

テンションを上げるスイッチ、そしてモチベーションを上げるスイッチの両方とも自分自身でスイッチをつくり、自分の意思で上げることができます。それに加えて自分以外の誰かによってスイッチを押してあげるという意図の有無に関係なく、結果的にスイッチを押すこともできます。

<ケース例>
①自分でテンションを上げる
 ・嫌なことがあっても寝る前にポジティブなイメージをつくり明日に備える
 ・週末に楽しい用事をつくって1週間を乗り切ろうとする
 ・通勤時に自分の好きな音楽を聴いて明るい気分にする

②自分でモチベーションを上げる
 ・締切時間を設定して仕事にとりかかる
 ・会社が嫌になったとき、そもそもなぜこの会社を選んだのか考え直す
 ・5年後になりたい自分をイメージし、今年のto doと目標を明確にする

③他人の言動でテンションが上がる
 ・「いつもがんばってくれてありがとう」と労いの言葉をかけられる
 ・取引先から差し入れに大好物のスイーツをもらう
 ・疲れて家に帰ったら、家族が自分の代わりに夕食の支度をしてくれた

④他人の言動でモチベーションが上がる
 ・社長が会社のピンチの状況とそれをみんなで突破しようとする思いを熱弁
 ・他店の同期が自分より先に売上目標を達成したことを知り刺激を受ける
 ・定期面談で上司から「2年後にはリーダーに…」と期待される

やる気を上げるマストアイテム

コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長のハイディ・グラント・ハルバーソンによれば、考え方のクセ(思考傾向)と自信(自己効力感)が必須だと言っています。

考え方のクセ(思考傾向)

考え方のクセをマインドセットとも言いますが、人は「結果にフォーカス」する人と「成長にフォーカス」する人に分けることができます。望ましいのは自分が向上することに焦点を当てて考える成長マインドセットです。逆に結果にこだわる証明マインドセットの人は、自分と誰かを比べたり、逆境に弱かったりします。

<成長マインドセットの人の特徴>
・他人の目を気にしない
・自分がやると思ったことは何があってもやる
・難しいことこそモチベーションが上がる

自信

先述の著者がやる気に特に欠かせないものとして自信(自己効力感)を挙げています。

<アルバート・バンデューラの自己効力感の4つの要素>
①成功体験
②他者の体験から学ぶ(例:周りの人がやれるようになると自分もできるようになる)
③他者からの保証や警告(例「あなたならできるよ」「それをしてはダメ!」)
④その時々の私たちの気分

自信なんて楽観的にポジティブ・シンキングで考えればいいんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。しかし自信とポジティブ・シンキングは全く違います。自信は自分で「なんとかできる」という主体的な心意気がありますが、ポジティブ・シンキングは「なんとかなる」という誰かが、あるいは運がなんとかしてくれるでしょう的な他力本願の要素があります。

タイプ別やる気を上げる3ステップ

上司が部下のやる気スイッチを押すにはどうすればいいのでしょうか?

第1ステップ:結果ではなく成長にフォーカスする
結果が出なかったり失敗したとしても、プロセスでいかに成長しているかを感じられるようにフィードバックしたり、失敗したことより難しい課題に取り組んだことを承認する。他人と比べるのではなく部下自信の変化に焦点を当てる。本人が成長実感を感じられると、モチベーションを高く維持しやすくなる

第2ステップ:自信をつけさせる
自信がない部下であれば、どうしたら自信を持てるか一緒に考え、必要なものを身に付けさせる

第3ステップ:獲得型or回避型の特性にマッチしたやり方を取り入れる
人には欲しいものを得ようとする欲求が強い【獲得型】と嫌なことを避けようとする欲求が強い【回避型】のどちらかに分かれる。例えば、いい大学に行きたいから受験勉強を頑張るのは獲得型、評判のよくない大学には行きたくないから受験勉強を頑張ろうとするのは回避型

<獲得型には>
・目標を明確に持たせる
・型にはめず自由にやらせる
・がんばることのメリットを考えさせる

<回避型には>
・気がかりになっていることを先に解決する
・アドバイスは論理的に客観的に具体的に
・がんばらないことのリスクを考えさせる


上司の何気ない一言や態度、姿勢がいつの間にか部下のやる気スイッチをオフにしてしまうこともあれば、オンにしたりギアを加速させることもできます。ある企業の新支社長は、社員全員と個別面談をし、「目標を達成できたら欲しいものをあげるから何がほしいか教えてほしい」と尋ね、社員のモチベーションを上げることに成功しました。ご褒美をあげるやり方は必ずしもいいとは言い切れませんが、部下によって何がやる気スイッチになるかは様々です。なので、ざっくばらんにそういったことをテーマに会話をしてみてはいかがでしょうか。



弊社では部下のモチベーションを上げる関わり方・コミュニケーションの研修も行っていますので、お気軽にお問合せください。

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