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管理職必見!4つのコミュニケーションタイプ活用術


社長であろうと管理職であろうと1人の人間。エグゼクティブコーチングをしているとそれがよくわかります。「なぜだかわからないが、どうしてもあの社員が苦手だ」「どれだけこちらから関係を築こうとしても距離が縮まらない」「あいつは何を考えているのか全くわからない」という声。

学校であれば苦手な人やそりの合わない人とはムリして関係を築く必要はなくとも、会社であればそうはいきません。部下の好き嫌いや自分の感情のまま振る舞うことは部下からの信頼を得ることはできません。その人が苦手や嫌いだと思う理由の1つが、自分とは異なるコミュニケーションの取り方をしていることです。

4つのコミュニケーションタイプを理解していれば、自分とは違うタイプの人ともコミュニケーションを取りやすくなるだけでなく、タイプに合わせて部下の意欲を高めたり、チームのメンバー選びにも効果的です。

目次

コミュニケーションタイプとは

私たちはどうやってコミュニケーションの取り方を身につけたのでしょうか?それは誰かに教わったものではなく、育ってきた環境や経験を積み重ねて無意識のうちに身につけたものであり自己流です。

「コミュニケーションの取り方は100人いれば100通りある」

私がコーチングを学び始めた際に教わった言葉ですが、他人と関係を築くには、コミュニケーションの取り方には正解がないということと、自分と他人は違うということを踏まえる必要があるということです。

コミュニケーションのタイプ分けは、臨床心理学、組織行動学など専門家による調査開発チームが作成しました。彼らは人を最も特徴づけるのは他者とのコミュニケーションのとり方であるという前提に立ち、どのような指標を用いることがそれを分類するのに最も適しているかを調べました。その結果、彼らが選択したのは「自己主張」と「感情表出」という2軸でした。人のコミュニケーションスタイルやパターンに関わる200問の質問を作成し、最初は300人に、最終的には2003年に3万人の企業人を対象に因子分析などを行い、標準化し、4つのタイプに抽出されました。

私たちはこのコミュニケーションのタイプ分けではなくとも、自分の経験に基づいたタイプ分けだったりレッテルを貼って、声をかけるかかけないか、友だちになるかならないか、のふるいにかけているんじゃないでしょうか。4つのコミュニケーションタイプはレッテルを貼るためのものではなく、ラベリングして相手を理解した上で、相手に合った関わり方をしていくものです。

4つのコミュニケーションタイプ別特徴

図の通り、「自己主張」が強いか弱いかと、「感情表出」が多いか少ないかという2軸によって4つのタイプに分類されています。

コントローラータイプ

自己主張【強】× 感情表出【弱】

コントローラーは「頼れそう」な話し方をします。

<話し方の特徴>
・断定口調
・早口
・反応が速い
・結論から話す
・要点を話す
・腕組みや脚組みしながら

なぜこのような話し方をするのか?それはコントローラーならではの考え方があるからです。それは「自分の思い通りにしたい」「人や物事を支配したい」という思考に基づいたものです。

<考え方の特徴>
・人間関係より仕事優先
・プロセスにこだわらず目標を達成することを重視
・意見をストレートに伝えた方が効率的
・何事も完全にしないと気が済まない

創業社長に多く見られるタイプです。

プロモータータイプ

自己主張【強】× 感情表出【強】

プロモーターは「楽しそう」な話し方をします。

<話し方の特徴>
・抑揚がある
・表情が豊か
・身振り手振りが多い
・擬音語や擬態語が多い
・反応が速い方
・話があちこちに飛ぶ
・注目されるように話す

なぜこのような話し方をするのか?それはプロモーターならではの考え方があるからです。それは「人に影響を与えたい」「人や物事を促進したい」という思考に基づいたものです。

<考え方の特徴>
・人と活気のあることをしたい
・アイデアがいろいろ湧いてくる
・規則や慣習にとらわれたくない
・頭の中で整理して話すよりも、まず話してみて相手の反応を見てから考える

経営者ならば2,3代目に多いタイプです。

サポータータイプ

自己主張【弱】× 感情表出【強】

サポーターは「優しそう」な話し方をします。

<話し方の特徴>
・うなづいたり相づちが多い
・表情がおだやか
・話すスピードはゆっくりめ
・前置きが長い
・空気を読みながら話す

なぜこのような話し方をするのか?それはサポーターならではの考え方があるからです。それは「人との合意を大事にしたい」「全体を支持したい」という思考に基づいたものです。

<考え方の特徴>
・人を援助したい
・他者の気持ちに敏感
・気配りや世話好き
・目標達成よりも人間関係重視
・人にものを頼まれるとノーと言えない
・何かを決めるときに人の同意を求めたい

接客業やサービス業に多いタイプです。

アナライザータイプ

自己主張【弱】× 感情表出【弱】

アナライザーは「まじめそう」な話し方をします。

<話し方の特徴>
・不動
・表情は硬め
・抑揚なし
・話すスピードも反応もゆっくり
・整理しながら順番に話す
・客観的なことを話す

なぜこのような話し方をするのか?それはアナライザーならではの考え方があるからです。それは「常に正確でありたい」「分析して考えたい」という思考に基づいたものです。

<考え方の特徴>
・きちんと計画を立てた上で実行したい
・状況観察、情報収集、分析を行いたい
・相手を知ってからでないと気を許したくない
・たくさんの情報を検討してから決めたい

製造業や経理など人ではなくモノやお金を扱う仕事に多いタイプです。

コミュニケーションタイプを活用する

上記の4つのタイプからコミュニケーションの取り方の違いは、その人の思考に基づいたものであることがよくわかったかと思います。また思考というのは性格によるものだけではなく、置かれた環境や立場、経験あるいは職業・職務の影響を受けますので、その時その時で例えばサポータータイプだったのがプロモーターの要素が強くなることもあります。無意識ですら人が変わることを考えれば、意識すればアナライザータイプの人が真逆のプロモータータイプになる(らしくなる)ことも可能と言えます。

4つのタイプを活用して部下との関係づくりだけでなく組織の活性化にぜひご活用ください。

相手のタイプに合わせて会話する

心理学的に相手の表情や態度をまねると相手が話しやすくなるというペーシングというものがあります。相手が腕組みをしたら自分も腕組みをするというやり方もいいかもしれませんが、ここでは見た目だけでなく相手の話し方に自分も合わせるペーシングをおすすめします。

<ペーシングのポイント>
・表情
・話すスピード
・声の大きさ
・声のトーン
・姿勢
・間

思考を相手に合わせる必要はありませんが、話し方や聞き方を相手に寄せてみると相手は話しやすくなるかもしれませんし、心理的安全性を高めやすくなるでしょう。


相手がどのタイプなのかわからない場合は、よく観察したり会話をすることでだいたいわかってきます。

<観察ポイント>
・何に価値を置いて行動しているか
・どのようなときにイライラするか
・どのようなときにイキイキしているか
・どのような会話を好むか
・初対面が多い場でどう周りの人と関わっているか


部下のモチベーションを高めたい、あるいは部下から信頼されたいと思う人は、タイプ別の取扱いポイントがあります。

<タイプ別取扱いポイント>
「コントローラー」
 ・情報を多く与える
 ・主観的な情報よりも客観的な情報を
 ・回りくどい言い方をせずに単刀直入に話す
 ・人ではなくモノやコトに焦点を当てて話をする
 ・何か聞きたいときかは質問の目的とセットで質問する
 ・相手が部下でも「おしえてほしい」「聞かせてほしい」という言い方で

「プロモーター」
 ・たくさんほめる
 ・プロモーターが言ったことにしっかりリアクションをとる
 ・情感豊かに話をする
 ・過去よりも未来の話をする
 ・制限を設けず自由に考えさせる
 ・細部の話よりもまずは大枠で話をする
 ・質問は間口の広い質問で

「サポーター」
 ・労いの言葉をかける
 ・何かしてくれたら感謝の言葉を忘れない
 ・一緒に考える姿勢を見せる、丸投げしない
 ・相談しに来たら、忙しくても仕事の手を休めて話を聞く
 ・どんなときでも威圧的にならないように
 ・頻繁に声をかける
 ・ネガティブなフィードバックをするときは、肯定的なメッセージを投げてから
 ・本心を言っていないと感じたら「本当はどう思っているの?」と聞く

「アナライザー」
 ・本人が正しいことを行っていることを実感させる
 ・客観的な情報や考えられるリスクは何なのかを伝える
 ・質問や承認の言葉は具体的に
 ・話はあちこち飛ばないように、1つをクリアにしてから次の話へ
 ・会議などは発言は控えめだが、指名すれば話をするので振ってみる
 ・ゴールまでのステップが見えるように計画を立てる
 ・無表情でも機嫌が悪いわけではないので、話しかけて問題ない
 
 

コミュニケーションタイプのバリエーションを増やす

経営者や管理職という組織を導く立場でも、組織風土やメンバー構成、置かれた状況によって機能するリーダーは異なるものです。もしリーダーとしてうまく機能していないと感じているならば、自分のコミュニケーションタイプではなく他のタイプを演じてみましょう。

例えば、少し古いですが元プロ野球選手のイチローさんが日本代表としてWBCで戦っていたとき、普段は口数が少なく冷静沈着でまさにアナライザータイプの人なのに、審判のミスジャッジに対して怒りの感情を露わにし、勝てばプロモーターのように表情と全身を駆使して喜びを表現していました。イチローさんは日本代表チームの一員として自分の役割を察し、チームを優勝に導くためにどんな振る舞いをすれば常に考えていたからです。

チームづくりに4つのタイプを入れる

4つのコミュニケーションタイプはどのタイプがいいか悪いかというのはありません。またすべての人がすべてのタイプの要素を持っていて、ただあるタイプはポイントが高めで他のタイプは少しポイントが低いだけです。ということは意識すれば低いタイプのポイントを高めることができます。

面白いのはコミュニケーションの取り方を変えていくことで思考も多少変わってきます。私の経験ですが、講師の仕事をする際に、意識して身振り手振りをして抑揚をつけて話すことをやり始めたら、影響を与えたいと思えるようになってきたり、松岡修造さんみたいに熱意のある人みたいに思われるようになりました。

そしてコミュニケーションタイプを活かすという点でおすすめなのが、チームづくりや会議のメンバー選びに全タイプを揃えることです。

全タイプとも強みもあれば弱点もあります。異なるタイプがいれば弱点を補い合うことができます。4つのタイプが揃えばいい話し合いができるだけでなく、タスクを成し遂げる可能性がグンと高まるはずです。



弊社ではコミュニケーションタイプのセミナーやタイプに合わせたコーチングを行っています。タイプ別を活用したい経営者や管理職、リーダーの方はお気軽にご相談ください。

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