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コーチングコラム

対話のある職場にするために


今年のノーベル物理学賞に日本人である真鍋淑郎氏が受賞しました。

地球の温暖化の原因が二酸化炭素であるということを証明したこと、
御年90歳でありながら、今もアメリカの大学で上席研究員として
研究を続けられていることにすごい日本人がいたんだと衝撃を受けました。


そしてさらに受賞後のコメントでなるほどな~と思わされたことがありました。

1975年に米国籍を取得した理由について真鍋氏はこう語りました。

「日本では周囲との同調を求められるのに対し、
 アメリカでは周りを気にせずやりたいことができるから」

「日本に戻りたくない理由の1つは、周囲に同調して生きる能力がないから」


日本のコミュニケーション文化

日本は和を重んじるあまり、議論を避ける傾向にあり、
アメリカは多民族国家であることから、
自分の居場所を確保するために自己主張する文化があります。

平田オリザ氏の著書『対話のレッスン』の中で
日本が対話の文化がない理由をこう記しされています。

近代日本の建設には、「対話」は必要とされなかったからだ。
「対話」とは、異なる価値観をすり合わせていく過程で生じる
コミュニケーションの形態、あるいは技術である。
しかし明治以降130年、日本国は異なる価値観を
すり合わせていく必要それ自体がなかったのだ。
戦前は「富国強兵」、戦後は「復興」あるいは「高度経済成長」という
大目標に向かって、日本国民は邁進してきた。
その大目標から外れる価値観は、抹殺、弾圧、あるいは無視され、
ついに「対話」を生み出す機会は得られなかったのだ。

私が思うに、中小企業のオーナー社長(家族経営)が多いビジネス社会では
日本のコミュニケーション文化となっていた
対話を必要としないトップダウン型のマネジメントが
戦後の高度成長をもたらしたことも大きいかと。


対話のない職場で起こっていること

私は仕事でいろんな職場での上司と部下、同僚同士の
コミュニケーション不全を目の当たりにします。

「こちらの言った通りに仕事ができない」
「なぜそんな態度になるのかわからない」
「上司の考えが理解しづらい」
「あの人がいると仕事がしづらい」

これらはほんの一例ですが、
部下・後輩側だけでなく上司・先輩側が精神的に参ってしまい、
休職に追い込まれることもあります。

両者側の話を聞くことが少なくなく、
第3者の私からすると、お互いじっくり話をすれば(対話をすれば)、
たいていの問題は解決できるような気がします。

ただ、「話し合いをする」ということがどうしても議論
勝つか負けるかという対立構造として捉えている人が多いのと、
どう話をすれば(対話をすれば)いいのか、
そのコミュニケーションのとり方がわからないが故、
いきなり当事者同士1対1で話すことは、
せめてどちらかが関係を良くしていこうと歩み寄る姿勢を持っていないと
こじれて修復不可能にもなりかねません。


対話をする際の心構え

中島義道氏の著書『対話のない社会』に
対話の出発点というものが書かれています。

・私とあなたは違うということ
・私とあなたは違う言葉を発しているということ
・私は、あなたがわからないということ
・私が大事にしていることを、あなたも大事にしてくれているとは
 限らないということ


つまり、価値観は違って当然ですし、同調するわけでもなく、
両者が仕事の目的、目標を達成するのにどうしたらいいかを
すり合わせていくということです。

多様性の時代、自分との違いを面白がり、
創造性のある会話、アイデアにつながれば、
違いが強みになっていくでしょう。



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