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健康経営コラム

運動機会の増進#21


日本人は1日におよそ7時間座りっぱなしで、この7時間は世界で最も長い時間といえます。

運動不足は世界中に広がっていて、成人の約7割が運動不足であり、全世界の死因から推定すると、10人に1人が運動不足が原因で亡くなっていると考えられています。

働き方が変わり、在宅勤務の人が増えてきましたが、そうなると外へ出歩くことがない上に、座位時間が長いとなると1日の歩数も圧倒的に少なく、かなりの運動不足となります。


いかに運動不足を解消するか?

休日の運動だけでは解消されず、働いている時間を含めた日常生活の中で、運動の機会を作るかがカギになります。

そういった意味からも健康経営の中の「従業員の心と身体の健康づくりに向けた具体的対策」の1つに運動機会の増進に向けた取り組みが入っています。

目次

運動習慣の効果

日頃から身体を動かすことは、健康増進はもとより、さまざまな健康リスクを下げることができます。

科学的根拠に基づく適度な身体活動や運動の効果として以下のものがあります。

・虚血系心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率の低下
・メンタルヘルスや生活の質の改善
・高齢者の寝たきりや死亡を減少させる効果
・ストレッチや筋力トレーニングによって腰痛や膝痛が改善する可能性が高まる
・風邪(上気道感染症)に罹患しにくくなる
・健康的な体系を維持することで自己効力感が高まる など

日々の運動不足は肥満の原因になり、生活習慣病発症のリスクが高まるほか、足腰の筋力やバランス力の低下から転倒しやすく、労働災害のリスクも高まります。

運動習慣の実態

1.歩数
18~64歳の男女は、生活習慣病や生活機能低下の予防のために1日8,000歩~10,000歩に相当する身体活動が望ましいとされています。

それに対し、実態(厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査」)は男性平均7,864歩、女性平均6,685歩でした。


2.運動習慣
また、運動習慣のある人の割合は、男性平均33.4%、女性平均25.1%でした。

男性の特徴は、40代の運動習慣が最も低く18.5%。
女性の特徴は20代~40代までが10%前後と低く、家事や育児、仕事に追われ、自分のための時間を作れていないことが顕著に表れていました。


3.運動・スポーツをする頻度が減った又は増やせない理由
・仕事や家事が忙しいから 45.1%
・面倒くさいから 28.4%
・年をとったから 26.4%
・お金に余裕がないから 17.2%
・特に理由はない 13.7%
・子供に手がかかるから 11.5%


男女ともに就労世代は、十分な歩数を歩けていなかったり、運動習慣を持てなかったり、運動や身体活動が不足しやすい傾向にあります。

運動機会増進のために職場でできること

まず毎日続けられること、ハードルの低いことをやってみることが習慣化の始まりです。

厚生労働省が国民向けに作ったガイドライン「アクティブガイド」というものがあります。

健康づくりのための身体活動指針が書かれていて、
・18~64歳は「1日60分元気に身体を動かしましょう」
・65歳以上は「じっとしてないで1日40分動きましょう」
と目安が設定されています。

日常生活の中で体を動かす工夫

健康のためには、現状より身体活動量を増やすことが必要となります。たとえば、「今より10分(=約1,000歩)多く歩く」を目標に、通勤時にエスカレーターやエレベーターを使わずに階段を利用する、会社の最寄り駅より1つ前の駅で降りて一駅分歩く、休憩時間にウォーキングを行うことで、軽く目標を達成できそうです。

・活動量を増やすために階段利用を推奨するポスターの掲示
・モチベーションにつながるよう階段に段数がわかるように掲示する
・ラジオ体操の実施
・自転車や徒歩による通勤の推奨
・全従業員に歩数計の配布または健康アプリの活用
・個人またはチーム対抗で歩数のランキング付けと表彰

などゲーム感覚で楽しみながら運動習慣を実践する会社が増えてきています。

運動習慣を身につける工夫

運動習慣を身につけるきっかけづくりとして、ウォーキング大会やボウリング大会などのイベントの実施は広く行われています。

これらのイベントは運動に関心が薄く、運動習慣がない従業員を巻き込むのに有効です。

そうした取り組みから運動習慣に結びつける施策として、クラブ活動費やフィットネス利用料を一部負担し、個人が余暇時間で行う運動への補助を行うことで運動習慣を身につけることを支援する企業もあります。


中小企業は、大企業と比較して、従業員の健康づくりに関して連携できる組織(健保、労働組合、観光管理スタッフ)が社内に整っていない場合が多いため、しくみやきっかけづくりは企業側の主導で行うことが多くなります。

が、実践については、従業員自身や職場単位による自発t系・積極的な取り組みは欠かせませんし、お金をかけずにできる方法はいくらでもあります。

企業の実情に即し、楽しみながら運動習慣を持てるように工夫しましょう。

スポーツエールカンパニー

スポーツ庁が、2017年に創設した『スポーツエールカンパニー』認定制度は、働き盛り世代のスポーツの実施を促進し、スポーツに対する社会的機運の醸成を図ることを目的として、従業員の健康増進のためにスポーツの実施に向けた積極的な取り組みを行っている企業を認定するものです。

認定企業には、認定証の交付、ホームページや名刺にロゴマークの使用が認められるため、ステークホルダーや採用活動において活用できます。

健康経営の認定も同じ利点はありますが、会社の印象が「元気」「はつらつ」「若々しい」というポジティブな感じがします。

スロージョギングのすすめ

手前みそですが、私が指導者資格を持っている『スロージョギング』が屋外・屋内に関係なく、会議室でもでき、ウォーキングより運動効果が高く、ランニングよりもラクにできるという点でおすすめです!

歩ける人ならば、基本的にOKですし、靴もヒールでなければできます。

例えば、人間が集中できるのは90分といいますので、90分に1回、トイレ休憩などで席を外すときに3分間スロージョギングをする。

スロージョギングは1日30分行うのが運動不足の人の目安ですので、3分×10回するだけでクリアできます。

スロージョギングは日本スロージョギング協会が管轄し、誰でも教えられるというものではなく、私のような認定指導者が全国にいますので、社内の健康づくりセミナーやスポーツのイベントなどの1つのコーナーに取り入れてみてはいかがでしょうか。

私が主宰している『東海スロージョギングクラブ』では毎月名古屋市内で月例会を行っています。どなたでも参加が可能で、初めての人にはスロージョギングを丁寧にお教えします。

もしくは企業に講師として伺うこともできますので、気軽にご相談ください。

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