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職場でのコーチング活用術

思い込みを書き換える


相手の話を聴く妨げの1つが『思い込み』です。
※2021/02/09「聴くことの妨げになるもの」参照

思い込みとは、行動の基準となっているその人が持っている信念(ビリーフ)です。

例えば「部下に弱みを見せてはいけない」「人にバカにされてはいけない」などの漠然とした意識が存在し、それはその人のビリーフとなり、私たちはそれに従って自動的に一定の行動をとっています。

その結果、部下の話を聞く際に、腕組みをしたり眉間にしわを寄せて険しい表情をしてしまったり、部下がいい意見を言っても聞き入れないという反応をしてしまいます。


ビリーフは2種類あり、役に立つものもあれば、非合理的なものもあり、それを持っていることによって傷ついたり腹を立てるなど健全な行動が起こせず望ましい結果を得られない場合があります。

1.合理的なビリーフ 

例「ときには人に嫌われることもある」

【合理的なビリーフの特徴】
・ロジカルである
・現実に即している
・実用性がある
・感情の助けとなる
・好みや願望に基づいている


2.非合理的なビリーフ 

例「私は誰からも嫌われてはならない」
「絶対に~であるべき」「必ず~でなければならない」のような独りよがりの思い込み

【非合理的なビリーフが引き起こす反応】
(1)戦う反応 ‘怒り’
怒りは多くの人にとって自分でコントロールしづらい感情です。怒りは周りで起こっていることや人の言動が自分のビリーフに合わないことによって生まれます。同じ出来事があっても、強い怒りを感じる人とあまり感じない人がいるのは、その人が持っている非合理的ビリーフの量と強さの違いによります。

(2)逃げる反応‘自己嫌悪’
自己嫌悪というほどでなくとも、落ち込むことは少なくありません。そんなとき私たちの内側、心の中で「こんなはずじゃなかった」というフレーズが出てきます。それは非合理的な‘あるべき自分の姿’と現実の自分を比較してビリーフに合わないところを責めているからです。


自分のビリーフを知る

部下の声に耳を傾け、自分のビリーフ(思い込み)によって感情に基づいた反応ではなく、上司として組織・チームにとってのベストな判断や部下の行動を促進する対応するには、自分が持っているビリーフを知ることが必要です。

できる上司にありがちな考え方にこういうものがあります。

「完璧であれ」
「努力せよ」
「強くあれ」
「喜ばせよ」
「急げ」

例えば、「急げ、スピードが大事」という上司の場合、次のようなビリーフがあると考えられます。

・何事も早くやり遂げなければならない
・無駄な時間を過ごすべきではない
・効率の悪いことをするべきではない

もちろん、効率よく仕事ができるのはいいことです。
ですが、それを相手に求め過ぎると、自分がイライラしたり、部下の話を聞かずに相手の状況や強みを理解することなく真っ向否定してしまい、関係が築けなくなるし、仕事が思うように進まなくなってしまいます。


非合理的なビリーフを書き換える

非合理なビリーフを合理的なビリーフに書き換えるだけで、自分のこだわりと距離がとれ、物ごとを感
情的な反応で選ぶのではなく冷静に自分の意思で選ぶことができます。

<例>
 (非合理的なビリーフ)         (合理的なビリーフ)
「時間は浪費すべきではない」 ⇒ 「時間はときには浪費することも必要である」
「いつも完璧でなければならない」 ⇒ 「完璧であることに越したことはない」
「他人に迷惑をかけてはいけない」 ⇒ 「一人でできないことは他人に助けてもらっても構わない」


非合理的なビリーフは行動も選択肢も狭めてしまいます。

自分が感情的になっているなあと感じたとき、自分が持っているビリーフは何なのかを自問自答してみましょう。


ケース:私の元上司

私がリゾートホテルの開発企画の仕事に携わっていた頃の上司は、当時すでに幾つものホテル開発の経験があり、社内外で信頼されていた人でした。

その部署に私が異動して間もなく、社内で初めてスパ施設を造ることになりました。

スパと言えば女性ということで、私がスパ施設の担当になりました。

私にとって初めての仕事が大掛かりなプロジェクトであり、スケジュールもタイトということで、しょっちゅうその上司とコミュニケーションをとって仕事を進めていました。

そのコミュニケーションが当時の社内では珍しいスタイルで、経験・知識が豊富な上司であるにも関わらず、

「田中君ならどっちがいいと思う?」
「なるほど~。そういうやり方もあるかあ」

と素人同然の私に意見を求めたり、上司自身の考えを脇に置いて一から考えるスタンスを持っていました。

部下だった私は、そんな上司の下だったので、プレッシャーのかかる仕事ではあったもののとても楽しくイキイキと仕事ができましたし、自分が一番劇的に成長できた機会だったと思っています。


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