何気ない会話の中での質問の活用①

コーチングの代表的なスキルは

『聴く』『フィードバック』『質問』『承認』があります。

 

その中で一番バリエーションが多いのが『質問』です。

 

日常会話での質問は自分の知りたい情報を得るために使いますが、

質問の効果がいくつかあります。

 

それらを4回にわたり紹介していきます。

 

 

まず私が最近体験した例。

 

普段よく使う駅の乗換口で私がキョロキョロしていたところ、

 

「どこへ行きますか?」

 

見知らぬ女性が質問を投げかけてきました。

質問の意図が最初わからず、「えっ?」と聞き返したら、

 

「あっ、迷われているんじゃないかと思って」

 

どうやらその女性は親切に困っているだろう私を

助けようとしてくれたのです。

 

終始笑顔で接してくれた女性に私は感心しつつ

最初の質問が残念と職業柄思いました。

 

 

キョロキョロしている私にあなたならなんと声を掛けますか?

 

私なら「何かお困りですか?」もしくは「何かお探しですか?」

 

キョロキョロしている様子が困っているか

何かを探しているように見えるからです。

 

前述の女性はおそらく私が行きたい行き先を聞いて

JRか私鉄か地下鉄かのどれかをおしえてくれようとしたように思います。

これは私たちが普段、空気を読んで先回りして考えたり

相手の言うことを聞く前に「きっとそうなんだ」と

思い込む習性が働いている表れです。

 

だから、たった1つの質問だけでも質問した側に

どういう意図や心づもりがあるのかが見えてきます。

 

コーチングの場合、コーチ側の心づもりは脇に置いて

相手の話を聴くことを最初に習います。

 

なので、あれこれ考えずに見たままを質問するのがいいでしょう。

 

質問の効果

 

声を掛けてくれた女性はその場限りでしたが

助けようとしてくれたことに感謝し、

もし何らかのつながりがあるとしたら

私はこの出来事で信頼が高まると思います。

 

人を助けるという行為は『承認』の1つであり、

どうでもいい人を質問、承認はしませんので

承認された私は相手のことを承認したくなるのは当然のことです。

 

そういう意味で質問は相手の心を開く効果があります。