コーチングの視点で見た嵐の記者会見での批判殺到の質問

1月27日夜に行われた嵐の活動休止記者会見。

 

国民的アイドルの嵐の活動休止という速報は驚きました。

テレビで生中継されたようですが、私は翌日のテレビやネットニュースで

記者会見の様子を全部ではありませんが見ることができました。

 

それでクローズアップされていたのがある記者の「無責任じゃないか・・・」という質問でした。

 

なぜその質問が大ごとになっているのかよくわからなかったので

その前後のやりとり含めてすべてのセンテンスを読んでみました。

 

私はクライアントに質問で気づきや行動を促すことを仕事としていることから

質問者(インタビュアー)と回答者(ゲスト)をコーチとクライアントという見方をするのですが、

「無責任・・・」の質問によって嵐は

・嵐が考えるファンや視聴者に対する誠意とは何かを伝えられた

・無責任かどうかは今ではなくこの2年間で判断してほしいという思いが話せた

・無責任と思う視聴者に対してこの場で回答することができた

というおそらくファンや視聴者が聞きたかった答えを引き出すことができました。

 

また、その質問に回答した桜井さんと二宮さんはおそらく自分で話しながら

決意と自分たちのスタンス、やるべきことを再認識できたように私は感じました。

 

それ以外の質問は予定調和というか、それほど突っ込まない質問で

この「無責任・・・」の質問になっておそらくその場の空気が変わったのではないでしょうか。

 

こういった聞き手と話し手の間にピリッとした緊張感や居心地の悪い空気になる質問は

下手したら相手を怒らせてコーチング続行ができなくなることもありますが、

逆に相手に深く考えさせるエッジの利いた質問にもなります。

うまくいくかいかないかは双方の関係性が大きいと思います。

 

この記者会見の場合は、直接のやりとりは嵐と記者ですが、

嵐がメッセージを伝えたいのは記者の向こうにいるファンや視聴者なので

誠意をもって伝えようとする嵐の姿勢が結果いい方向に働きました。

 

私は自分のコーチングで質問に自信がなかった頃、先輩コーチに

「プロコーチなら1セッションで必ずクライアントにヒットする質問を

 出せるようになるものなんでしょうか?」と聞いたことがあります。

 

「プロでも毎回ヒットを打てるとは限らない」

と言われるほど、相手の考え・思い・気づきを引き出す質問は難しい。

久しぶりにもう一度質問のスキルを復習し直そうと思いました。

 

※嵐の記者会見の内容 

https://www.yomiuri.co.jp/matome/20190128-OYT8T50041.html