社長面談に立ち会ってみて

この夏からある会社で人事評価の面談記録、データ管理から目標設定、

コーチングまでの人事サービスを請け負うことになりました。

 

まず最初に行ったのが、人事評価の社長面談に立ち会うことでした。

 

私の役目は面談には一切口を挟むせず、

社長と社員の話した内容を記録すること。

注意したのは、コーチである私は経営者側の人間ではなく

どちらかというと社員寄りに付いて、彼らの成長を支援するスタンスであり

警戒されないようにすることでした。

 

半期の社員の成果や行動について、直属の上司一人だけでなく

先輩や同僚からの評価と合わせて社長がその一人の社員に対して

何を期待しているのかが聞けるのは、次期の目標設定やコーチングを行うにあたり

とてもコーチに有効でした。

 

それ以前にこの会社ではコーチングをいろんな階層の社員に行ってきましたが、

社是や経営方針、会社目標をとくに明文化していないいわゆるファミリー企業なので

社長が社員に求めるもの(コンピテンシー)が何なのかが面談の会話の中で

あらためてわかったのです。

 

社長は無意識に言っていたかもしれませんが、

コンピテンシーと思われることはほぼ全員に伝えていました。

 

例えば、朝元気に挨拶をすること。

ただ「元気に挨拶しよう!」と言ってもピンときませんが、

「朝元気に大きな声で挨拶することは、

 昨日仕事がうまくいかなかったとしても、

 今日また頑張ろうと自分の気持ちを切り替える意味もあるし、

 周りの人も元気に仕事を頑張ろうと思える。

 挨拶は自分だけの問題ではない」

と伝えることで、社員の動機付けにつながります。

 

面白いことに、社員は社長のこの話を面談で1回聞くだけですが、

私は社員の数だけこの話を聞いたわけです。

私は社員ではないですが、社員以上に社長が話されたことを

意識しようと思ったんじゃないかなと思いました。

 

そのおかげで私はクライアントにお会いする時は

いつも以上に元気な挨拶をすることを心がけるようになりました。