マネジメントスタイルの3タイプ

企業コーチという仕事上、組織のトップである経営者や現場責任者の方とお話しする機会が多く、

そのような方をコーチングすることもあれば、その部下・社員をコーチングします。

 

どちらをコーチングするにしてもコーチは組織のトップのマネジメントスタイルが

どのタイプなのかを察知した上でコーチングに入ります。

 

なぜかというと、社員の行動というのはその人自身の慣習だけでなく

職場の慣習と会社(中小企業なら経営者)の慣習の影響を受けているからです。

 

会社の慣習の1つが経営者のマネジメントスタイルです。

 

<マネジメントスタイルの3タイプ>

1.指示型マネジメント・・・一方的に指示を出すトップダウンのスタイル

2.放任型マネジメント・・・部下に任せて自由にやらせるスタイル

3.対話型マネジメント・・・上司の質問や傾聴を通じて部下に考えさせ、自発的な行動を促すスタイル

   

これらの中でどれがいいか悪いかは

会社の置かれている状況や組織の成熟度合いにも寄るため一概に言えません。

要は社員のやる気が高く成果が出ているという組織が機能しているかどうかです。 

 

私がいろんな会社を見てきて思うのは、

中小企業は指示型マネジメントが多いですが

トップがどの階層まで直接指示を出すのかによって異なりますし、

社員とどのくらい信頼関係を築けているかによっても異なります。

 

社員との信頼関係というのは上記の1~3のどのスタイルにも不可欠で

それがなければ、どのマネジメントスタイルでもうまくいかないか

うまくいっていても離職率が上がってしまいます。

 

社員から信頼を得られていない経営者は社員の意見どころか話を聞いていません。

トップダウンで組織を導くにしても社員の声に耳を傾けなければ

社員は人として扱ってもらえてないと思い、やる気を失くしてしまいます。

 

よく勘違いされるのが「社員の話を聴く」=「社員の言うとおりにする」というものです。

でも話を聴くというのは共感することであり同意することではありません。

社員がこう思っているということを受けとめた上で、

でもこうしなければならないという相違点があるのであれば、

社員に理解してもらえるように考えや思いを伝えるという「対話」を

経営者にもっと意識してやっていただきたいと常々感じるところです。