選ばれる学校づくり

昨日岐阜県立大垣養老高校にてマナー指導とコミュニケーション能力アップセミナーの講師を務める機会がありました。

 

本校に訪れるのは今回が3回目。

毎回進路指導担当教員から学校の教育方針や生徒への熱い思いを聞き、

教壇に立つ際にいつも以上に身が引き締まる思いをします。

 

本校はマーケティングや情報処理などを学ぶ総合学科と、園芸や食品関係を学ぶ農業科があり、

卒業後専門分野で必要な知識を身に付ける農業高校です。

 

進路指導教員から現3年生の進路や校風などについて話を伺うことができ、

学校だけれども発想が企業と同じことがわかり、とても興味深い話になりました。

 

随分前までは生徒が意欲的にチャレンジするという姿勢が少なく

受け身の生徒が多く、先生も諦めている空気感があったそうです。

しかし、このままではいけないといろんな取り組みを始め、

今の進路指導教員がこの学校に赴任し、さらに意識改革をしたところ、

生徒から挨拶をするようになったり、自信を持つように変化。

 

その結果、高校の入試倍率が上がり、入るのが難しい高校に。

また卒業後の進学率が上がり国公立大学に入る生徒が増え、

就職に関しては簡単に入れないような人気の高い企業から

指定校枠をもらえるほどになったそうです。

 

どうしてそこまで変わることができたんですか?と尋ねたら、

生徒を信じ、諦めずに自信が持てるように情熱を持って関わるとのこと。

 

講師の仕事を終え、帰宅してから気になって学校のホームページを見てみたら、

・学校経営計画(マニフェスト)

・教育指導年度方針

・学校いじめ防止基本方針

・自己評価

を設けているのがわかりました。

 

私立なら理念等があるのは当然ですが、公立学校で重点目標、方策、評価指標を設けて

どのように生徒を育てていくかが非常に具体的に明記されていました。

 

先生の情熱も必要ですが、それだけでは改革をするのは難しく

しっかりとしたあるべき姿、戦略と戦術があってこそ

全教員が一つの方向に行動を起こせたことが伺えました。

 

理想の生徒の姿と学校の姿を実現できたことで

中学生からは「入学したい」

企業からは「入社してほしい」

と選ばれるようになると、

生徒の皆さんは学校に誇りを持ち、生徒自身も自信を持てる。

企業と同じですね。