メンタルヘルスの広義

【メンタルヘルス】とは心の健康のことですが、日常ではあまり使わない言葉です。

 

それよりも私たちがよく口にするのは【ストレス】ではないでしょうか。

「イライラしてストレスが溜まる」とか「ストレス発散したい」とか。

 

心の健康の良し悪しはストレスレベルと大いに関係があり、

ストレスレベルが高い状態が長く続くと、伸びきったゴムがパチン!と切れるが如く

自律神経がうまく機能しなくなり、心身の不調をもたらします。

 

だから【メンタルヘルス】を理解することは

ストレスレベルを適度に保つ【ストレス・マネジメント】につながると言えます。

 

また【ストレス・マネジメント】は心の病気の予防だけではなく、

自分自身の能力発揮にも不可欠なものです。

 

例えば、普段の練習では何度もトリプルアクセルを跳べるフィギュアスケート選手でも

大事な試合でここぞというときに限って失敗してしまうケース。

これは勝負というストレッサー(ストレスの原因)が【プレッシャー】となり、

身体が硬くなって能力が発揮できなかったわかりやすい例です。

 

片や、原稿の締切に追い込まれた作家が、後がなく追い込まれて書き上げた本が
思った以上の仕上がりになり、ベストセラーとなったケース。
この場合は締切というストレッサーが【モチベーション】となり、

自分が思っている以上の能力が発揮できたと言えます。

 

つまり、ストレス・マネジメントはモチベーション・マネジメントでもあります。

 

ストレスはプレッシャーにもなるし、モチベーションにもなるわけで、

ストレス・マネジメントとはストレスをなくすことではなく、

常に自分らしくありのままでいられるようにストレスと上手に付き合うことです。

 

メンタルヘルスは心の病気予防・治療という側面と

パフォーマンスを左右するやる気・モチベーションという側面があり、

どんな人もメンタルヘルスを理解し、自分の適切なストレスレベルを知り、

自分自身でマネジメントするという意識を持つようにしましょう。