与えられたゴールから自分のゴールに変わった瞬間

先日若手経営者の異業種交流会内のマラソンサークルの仲間と

沖縄へ行き、NAHAマラソンに出場してきました。

 

18名参加したうち、初めてフルマラソンに出場したのが5名。

 

私は頼まれてもいないのに、初フルメンバーを完走させたいと

勝手にペースメーカーになり伴走することにしました。

 

結果から言うと、3名は途中で精根尽きてリタイア、

残り2名は一緒に走りながら途中2ヵ所の関門を突破し

見事6時間完走することができました。

 

完走した1名はフルマラソンを完走するために数か月前から練習し

誰からも完走できるだろうと言われていましたが、

もう1名は逆に完走を期待されておらず、リタイアしたメンバーと同じく

中間の関門を突破することは難しいと思われていましたし、

当の本人も半分冗談で「10kで帰ろうか(笑)」と言ってたほど。

 

なのに、なぜ完走することができたのか?

 

走りながら、完走することの目的、意味づけを設定することができたからです。

 

最初の5㎞は完走は難しいほどの遅いペース。

そこから私が並走したわけですが、

「私のペースに付いてこれば中間の関門は突破できるけど付いてくる?

 それとも今の自分のペースで走る?」

と聞いたら、「付いていきます」と。

 

コミットしてくれたのでペースをアップし貯金を作りました。

 

貯金を残して中間の関門を突破したものの、この先は未知の世界。

どこまでいけるかは走ってみないとわからない。

 

でも、距離が増えるにつれ、彼の完走というとてつもなく遠いゴールが

現実的になり、完走したいという気持ちが芽生えてきました。

 

そして30k辺りでPTAの会長をしている彼が、

「完走したら子供たちの前でネタとして話せるから頑張ってゴールしたい」

と走りながら口にしました。

 

「NAHAマラソンを走る」というのはサークルの年間行事で決まってた

与えられたゴールだったわけですが、この瞬間自分が決めたゴールになりました。

 

35k過ぎからは走っては止まってを繰り返すという

自分の限界を超えた走りをし、見事6時間(制限時間6時間15分)でゴールできました。

 

普段は場を盛り上げる`お調子者タイプ’ですが

ゴール手前から感動して目に涙を浮かべていたようです。

 

終わってから完走した彼からこんなうれしい言葉をもらいました。

「NAHAマラソンのことを子供たちに話します!

 ぼくは今回いろんな人に助けてもらいながら完走することができた。

 必ず周りに自分を支えてくれる人がいる、だから独りじゃないってことを伝えたい」と。